瞑想録:静寂の言葉

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三年半の沈黙の後、再び語り始めたOSHOの珠玉の語録。人口爆発よりも、核兵器よりも、飢餓よりも重要な人類にとっての根本問題は、意外にも瞑想なのだと彼は言う。生命の尊さを知り、本当に生きられるようになるための道は、自らの内の最も深い静寂を通る道しかない。まるでダイヤモンドの結晶のような214の言葉。
三年半の沈黙の後、再び語り始めたOSHOの珠玉の語録。人口爆発よりも、核兵器よりも、飢餓よりも重要な人類にとっての根本問題は、意外にも瞑想なのだと彼は言う。生命の尊さを知り、本当に生きられるようになるための道は、自らの内の最も深い静寂を通る道しかない。まるでダイヤモンドの結晶のような214の言葉。

序文より
群衆はいつも、雑多でゴチャゴチャしている。だが、雑多でゴチャゴチャした個人というのはいない。それぞれの個人は、真正な気づきのある意識だ。彼が群衆の一部となるとき、彼は気づきを失う。そして彼は、集団的で機械的な思考に支配されてしまう。私が取り組んでいるのはシンプルなことだ。――個人を群衆から引っ張り出して、個としての本性と気高さを彼に与えること。 私は、この世界にどんな群衆も望んでいない。宗教の名のもとに集まろうが、国家の名のもとに集まろうが、民族の名のもとに集まろうが、そんなことは関係ない。こうした群衆は醜い。群衆は、世界中で最悪の犯罪を犯してきた。なぜなら、群衆には、気づきがないからだ。群衆は、集団的な無意識だ。

気づきのある意識が、人を個にする。――風の中で踊る一本の松にする。太陽の光を浴びて栄光と美のなかにある一つの山の頂にする。一匹のライオンと何キロも谷間に響き渡るその凄まじく美しい咆哮にする。

群衆はいつでも羊だ。そして、過去のすべての努力は、それぞれの個人を、車輪の歯車に変えること、死んだ群衆の死んだ部品に変えることだった。気づきがなく無意識的であるほど、そして集団に強く支配されるほど、彼は危険ではなくなっていく。実際、彼はほとんど無害になってしまう。彼は、自分の奴隷性を打ち破ることさえできない。

反対に、彼は自分の奴隷性を美化し始める。宗教、国家、民族、人種――彼はこうしたものの奴隷なのだが、これらを美化し始める。個としての彼は、どんな群衆にも属していない。すべての子供は個として生まれる。だが、個として死ぬ大人はほとんどいない。

あなたが生まれたときと同じように、無垢のまま、統合された状態のまま、個としてあるがまま、死を迎えられるように手助けをするのが、私の仕事だ。誕生と死の間で、あなたのダンスは、星に達するほどの意識的な孤高を保たなければならない。独りで、妥協なく、反逆的精神を持て。反逆的精神を持たない限り、あなたはどんな精神も持てない。他の種類の精神というのは不可能なのだ。
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Type コンピレーション
Publisher 季節社
Number of Pages 241
File Size 659 KB
ASIN B08745JG22